先日、我が愛車C-HRの走行距離が40,000㎞を超えました。この車は3年前の7月初旬に購入しているので、年間13,000㎞ほど走っている計算になります。
毎回10,000㎞ごとにエンジンオイルの交換を行っていますので、本日は夏場の暑い時期ではありますが、自分でエンジンオイルの交換作業を行おうと思います。

ちなみに燃費はリッターあたり22㎞ほどでした。
エンジンオイルを交換する理由
エンジンオイルにはエンジンを保護する以下の役割があります。
【エンジンオイルの役割】
① 潤滑作用
金属同士の摩擦を減らし、滑りを良くする作用
② 密封作用
エンジン内のピストンやシリンダーの間を埋めて、ガスが逃げないようにする作用
③ 冷却作用
燃焼によって発生する熱を吸収して外へ逃がす作用
④ 洗浄分散作用
エンジン内部の汚れを洗い落とし取り込むことで、エンジンを綺麗に保つ作用
⑤ 防錆作用
水分や空気などから金属部分を守り、錆を発生させないようにする作用
エンジンオイルにはこれら作用がありますが、古くなるとその機能が衰える為、交換していく必要があるということです。

交換を怠るとエンジントラブルの原因になります。
C-HRに使うエンジンオイルについて
今回私は、「カストロールEDGE(エッジ)5W-40」というエンジンオイルを用意しました。このオイルは「①SN級、②全合成油、③5W-40」という規格になっています。
①等級について
SM級→SL級→SN級の順に等級が上がります。このオイルはSN級ということで最高級になります。
②製造方法について
「鉱物油」→「部分合成油」→「全合成油」の順に高性能なオイルとなります。製造方法によってこの3つに分けられます。基本的には値段と性能が比例し、安いオイル(鉱物油のオイル)ほど劣化が早いようです。このオイルは全合成油ということで最高性能になります。
③粘度について
粘度によって対応可能な温度が変わります。今回のオイルは5w40ということで、以下のとおりとなります。
5W …-25度まで対応可能。
40 …高温に強い部類。(最低温度と違い、明確な指数では示されていません)

このオイルは、値段がやや高い分、性能は文句なしといった感じですね。
※なお、C-HRの説明書には、トヨタキャッスルモーターオイルか、API規格SN/RCに合致したオイルを使用するよう記載されています。このオイルはAPI規格なので使用できます。
オイルチェンジャーを使ってオイルを交換する方法
エンジンオイルを自分で交換する場合、本来なら車の下に潜り込む必要があり、手や体が汚れるので結構大変です。しかし、この「オイルチェンジャー」を使えば簡単に作業を行えます。
今回はこのオイルチェンジャーを使った交換方法の様子をご紹介します。
①オイルチェンジャーを組み立てる
工具不要。それぞれのパーツ類を簡単に組み立てることが出来ます。(所要時間3分以内)
②オイルゲージを抜いてホースを挿入する
写真で指さしている部分がオイルゲージです。これを引き抜きましょう。
引き抜いたら、その部分に先ほど組み立てたオイルチェンジャーのホース先端部分を挿入します。
③オイルキャップを開けておく
先ほど挿入したホースからオイルを引き抜くのですが、その際、オイルキャップを開けておいたほうがオイルが抜けやすいので、しっかり蓋を開けておきましょう。
④オイルチェンジャーのポンプを使ってオイルを引き抜く
ポンプ部分を上下に動かすと、オイルチェンジャー内部(白い球体部分)が真空になり、車体のエンジンオイルが吸われる仕組みになっています。
一度中を真空な状態に出来れば、放っておいても勝手にエンジンオイルが吸われていきます。C-HRのエンジンオイルの量は4ℓであり、写真がちょうどその量が引き抜かれた状態になっています。

ここまでがオイルチェンジャーを使ってオイルを抜く方法となります。後は通常のオイル交換の方法と変わりません。
⑤ オイル缶の蓋を開ける
オイル缶の蓋を開けます。マイナスドライバーを使用すると楽に開けることが出来ます。
⑥オイルジョッキにオイルを入れる
C-HRのオイル量は4ℓです。4ℓ入るジョッキを用意しておくと一度に済むので楽です。
⑦エンジンオイルを入れる
吹きださないようゆっくり入れましょう。今回私はジョウゴを使用していますが、丁寧に作業を行えばジョウゴが無くても大丈夫です。

ジョウゴを使用したほうがこぼれにくいので、より安全だとは思います。
⑧キャップを忘れずに閉める
キャップを締めましょう。案外忘れやすいので注意です。
⑨廃油処理パックにオイルを捨てる
廃油処理パック(使用前)
古いオイルは廃油処理パックに捨てましょう。その後廃油処理パックごと燃えるゴミとして捨てることが出来ます。

これでオイル交換の作業は全て終了です。
終わりに
いかがでしたか?オイルチェンジャーを使えば、物凄く楽に作業を行うことが出来ます。工賃もかからずお財布にも優しいのでおススメです。
今回使ったエンジンオイルはこちら
今回使ったオイルチェンジャーはこちら
今回使ったオイルジョッキはこちら
今回使った廃油処理パックはこちら