私の実家ではハチクという種類の竹林があり、5月~6月にかけて大量のタケノコが発生します。私はこのタケノコが大好物なので、自分で採取&あく抜きにチャレンジしてみようと思います。

実家では母が調理を行っていたので、自分であく抜きをしたことがありませんでした。
採取編
竹林やその周辺では、このようにタケノコが生えてきます。今年も例年のごとく大量に発生しているので、作業道が竹林に飲み込まれてしまわないよう、道に生えた物から採取するようにしています。
少し採取するのが遅いと、すぐに竹のように高く育ってしまいます。こうなってしまうと流石に食べられません。

竹の成長は恐ろしく速いのでびっくりします。
今回は10分くらいで上の写真の量を採取しました。採ろうと思えばいくらでも採れるのですが、一度に採りすぎても食べきれないので、このくらいで勘弁してやりましょう。
皮むき編
ハチクの食べられる箇所は、皮を剥いた中にある黄色い部分です。私はカッターで皮に切れ目を入れ剥くようにしています。簡単に剥けるのでおススメです。
この作業を繰り返します。皮は使い道が無いので、私は家庭菜園の畑の肥やしにするため、畑に捨てています。
今回採った分です。黄色いものと緑になってしまっている物がありますね。うちでは緑の物は食べません。すでに竹になりかけており、あくは強いやら固いやらで、無理に食べることはないと思います。

タケノコは時期になればいくらでも生えてくるので、美味しい物だけ頂きましょう。
あく抜き編
鍋に入る大きさになるようカットする
タケノコの量が多く、そのままでは鍋に入りきらないのでカットしました。

カットしたほうが、あくも抜けやすいような気がするんですが、実際どうなんでしょうかね?
米ぬかと一緒に鍋に入れる
カットしたタケノコと水と米ぬかを鍋に入れます。
米ぬかを入れることであくが抜けやすくなるようです。ハチクは他の種類のタケノコに比べればあくは弱いようです。その為、地面から出ている部分を食べられるのですが、それでもしっかりあく抜きをしなければ、渋くて食べられません。

ジップロックに入っているのが米ぬかです。母から託されました。
10分くらい煮て一晩放置する
先ほどの鍋をそのまま沸騰させ10分くらい煮ます。
今回はタケノコの量が多すぎて鍋ギリギリの量になってしまいました。吹きこぼれやすいので、本来はもう少し余裕を持たせたほうが良いと思います。
10分間煮たら、後は一晩放置しておきましょう。

一晩放置することで頑固なあくを懲らしめてやります。
水洗いで米ぬかを落とす
一晩放置したら米ぬかまみれになっているタケノコをしっかり洗いましょう。この作業を怠ると米ぬか風味のタケノコになるようなので注意です。
水につけて1日放置
綺麗になったタケノコを水につけ1日放置しておきます。あく抜きの最終過程であるのと同時に、米ぬかの風味を落とす意味合いもあると思います。

これであく抜きの過程は終了。後は味噌汁の具や、たけのこご飯等、好きな料理に活用しましょう。
終わりに
ハチクのタケノコはシャキシャキしていて触感が素晴らしいです。ハチクが生えている地域では、道の駅などで大サイズの物が3本300円ほどで売られているので、竹林が無い家でも簡単に入手できます。
皆さんも機会があれば是非お試しください。
おまけ
我が家では、とりあえずたけのこご飯、タケノコ汁、タケノコの煮物など、しばらくタケノコを堪能しました。あく抜きがしっかりできていたので、とても美味しく食べられて満足です。

渋みが残らないよう、あく抜きだけはしっかり行いましょう。